【初心者向け】動画の基礎知識や専門用語を徹底解説!

動画がさまざまなシーンで利用されるようになった今では、趣味だけでなく、企業のマニュアルや教育の場など業務上でも動画が広く利用されるようになりました。しかし、動画を始めようとすると、聞き慣れない専門用語の多さに戸惑うことがあるかもしれません。

この記事では、動画初心者に向けて、動画の専門用語を含めた基礎知識をわかりやすく解説します。

目次

動画編集に必要な基礎知識・専門用語

動画の作成・編集を行うには、知っておかなくてはいけない基礎知識・専門用語があります。まずはその動画の基本部分を理解しましょう。

画像サイズ

画像サイズとは、文字通り動画のサイズのことです。動画には視聴するメディアごとに最適な画像サイズを考える必要があり、横×縦のピクセル数で表現されます。ここでは代表的な画像サイズを一覧にしました。

画像サイズ名称 画像サイズ(単位:ピクセル) 備考
4K 3840×2160 4Kテレビなどで再生する最新の映像サイズ
2K 2560×1440 現在のデジタルシネマの規格サイズ
フルHD 1920×1080 現在多くの動画メディアで使用されているサイズ
Blu-rayの規格サイズ
HD 1280×720 ハイビジョン画質とも呼ばれる
HD以上の画像サイズが高画質扱いになる
YouTubeで主流の画質
SD 854×480 標準画質と呼ばれる
アナログ放送・DVDの画質

画像サイズが大きいほど画質もよくなりますが、同様に動画のデータ容量も大きくなります。

フレームレート(fps)

アニメを作るのと同じように、動画もパラパラ漫画のように複数の静止画が高速でつながって構成されています。1秒間に何枚の画像が含まれているのかの数値がフレームレートといい、単位はfps(フレーム・パー・セコンド)を用います。

たとえば、30fpsは1秒間に30枚の画像が含まれているということです。

フレームレートの数値が少なければカクカクとした動きに見えてしまい、高くなるほど画像が滑らかになりますが、データ容量も数値と比例して大きくなることを理解しておきましょう。

ビットレート

ビットレートは動画で使用する音量の段階数のことです。ビット数が低いとザラついた印象の音質になってしまい、ビット数が高いほど良い音質に仕上がりますが、ビット数に比例して動画のデータ容量も大きくなります。

コーデック

フレームレートについて説明いたしましたが、動画には膨大な量の静止画が含まれていますので、ファイル自体が非常に重いものになり、そのままでは動画自体が扱いにくくなってしまいます。そのため、動画はコーデックという動作で圧縮する必要があるのです。
ちなみに、コーデックは動画コーデックと音質コーデックなどのいくつもの種類があり、圧縮以外に復元作業も可能です。

最適な解像度は?

画像解像度とは動画の画素数から算出され、先ほど紹介した画像サイズが使用されます。また画像解像度が高いほどきめ細かく表現でき、美しい動画に仕上がりますが、画像サイズと同様に画像解像度に比例してデータ容量も大きくなります。

画像解像度の名称 画像サイズ(単位:ピクセル)
2160p 3840×2160
1440p 2560×1440
1080p(フルHD) 1920×1080
720p(HD) 1280×720
480p(SD) 854×480

YouTubeで推奨されている解像度は240p〜2160pですが、400p以下の解像度の動画は「画質が荒い」と感じられる可能性が高いため、480p〜が選ばれることが多いです。

動画の種類別フレームレート(fps)

フレームレートは動画の1秒間に含まれる静止画の数であるとお伝えしましたが、撮影したいと考えている動画によって最適なフレームレートの目安があります。フレームレートの設定の際には、この表を参考にしてください。

フレームレートの数値が大きくなるほど滑らかな動きの動画になりますが、データ容量も大きくなることを知っておきましょう。

フレームレート(fps) 説明
24fps 映画で使用されるフレームレート
多少のブレが表現されリアルで迫力のある映像に仕上がる
25fps 欧州などでテレビやDVDで使用されるフレームレート
日本ではあまり使用されていない
30fps 日本のテレビやDVDなどで使用されているフレームレート
日本人が最も違和感なく視聴でき、多くの動画で活用されている
60fps 非常に滑らかな映像表現が可能なため、スポーツ映像で利用されるフレームレート
臨場感あふれる動画が作成出来る
120fps 動画をスローモーションで使用する場合などに選択されるフレームレート

動画の作成に慣れ、こだわりを持ってあえて通常と違ったfpsに調整するという手段もありますが、まずは上記の表を参考にするとよいでしょう。

基本的には特殊な動画でない限り、ほとんどの動画が30fpsで撮影されています。

動画編集に必要な道具・ツール・ソフト

動画の作成には編集が欠かせませんが、どのような道具やツール、ソフトが必要なのかを知りたいと感じることが多いでしょう。ここでは、動画編集に必要なものを紹介します。

スマホ

かつては、パソコンがなければ優れた動画撮影や編集は難しいとされていましたが、現在ではスマホでもカメラに匹敵する高画質な動画が撮影できる機種が多数あります。

さらに、スマホ用の動画編集アプリも充実しているため、パソコンがなくても動画の撮影・編集が可能です。今持っているスマホを使って、まずは動画編集に挑戦してみるのも良いでしょう。

パソコン

スマホよりも、さらに細かく本格的な動画編集を行いたい場合はパソコンが必要になります。

ただし、動画編集はパソコンに大きな負荷がかかるため、CPU・メモリ・ストレージのスペックが不足していると、編集が困難になったり、処理に非常に時間がかかったりすることがあります。

最近は、高性能なパソコンも手頃な価格で手に入るようになりましたが、編集したい動画の内容によっては、今使っているパソコンでは対応が難しいかもしれません。また、パソコンのOSがWindowsかMacかによって、使用できる動画編集ソフトが異なることも覚えておきましょう。

動画編集ツール・ソフト

動画を編集するためには、動画編集ソフトが必要です。動画編集ソフトには無料のものも多くありますので、まずは無料ソフトや試用期間を活用して動画編集を試してみると良いでしょう。

動画編集ソフトにはさまざまな種類があり、ここではソフトの選び方について紹介します。

1. 自分のパソコンOSに対応しているか

WindowsかMacかだけでなく、OSのバージョンも確認しましょう。

2. 自分の目的に合った機能があるか

動画編集ソフトには、それぞれ特徴があります。自分が使用したい機能が搭載されているかを確認します。多くの動画を簡単に編集したい場合、「簡易編集モード」があるソフトを利用すると便利です。

3. 有料か無料か

多くの動画編集ソフトは無料で使用可能ですが、有料ソフトでしか利用できない高度な機能もあります。有料ソフトは数千円から10万円以上のものまで幅がありますので、購入前に無料の試用期間を利用して試してみることをお勧めします。

まとめ

動画編集に必要な道具やツール、ソフトについて解説しました。これから動画を作成したいと考えている初心者向けの内容ですが、基礎知識とともに必要な道具も整理しました。

静止画で伝えにくい内容を動画で説明することで、より分かりやすく伝えることができます。ぜひ動画を業務や趣味に取り入れてみましょう。

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