Zoomはオンライン会議ツールとして多くの企業で導入されており、無料で使用可能なことからプライベートで使っているという方も多いです。
そんな中で、Web上で開催するセミナーである「ウェビナー」に、Zoomを活用する方が増えています。
今回の記事では、Zoomウェビナーについての基本的な知識や導入メリットとともに、実際の使い方をまとめました。
Zoom ウェビナーとは
Zoomウェビナーとは、簡単にオンラインセミナーが開催出来るサービスのことで、Zoomの有料プランで利用可能です。
ウェビナーに必要な機能が豊富に備わっているために、まるで対面のセミナーのような感覚で話を進められるでしょう。
Zoomと似た操作性であるので、誰もが使いやすいという特徴もあります。
ZoomウェビナーとZoomミーティングの違い
Zoomウェビナーを使わずに、Zoomミーティングでウェビナーを実施する方法を選択している企業も存在します。
Zoomミーティングでウェビナーを実施することは不可能ではありませんが、参加者の人数が増えるほど使いにくさが目立ちます。そのため、ZoomウェビナーとZoomミーティングは用途に合わせて使い分けるべきです。
両者は機能面でも違いがあります。
具体的には、Zoomミーティングは参加者全員が発言者であり、参加者の権限で画面共有も行えます。それに対して、Zoomウェビナーはホストとパネリスト(ホストの補佐をする役割)のみが画面の共有が可能で、視聴者はホストの許可がない限り試聴のみの権限しか与えられていないのです。
また、Zoomミーティングでウェビナーを実施すると、話をする人も参加者の中の一人として小さな画面にしか映し出されません。この小さな画面では、表情や身振り手振りは視聴者にはまず伝わらないでしょう。
他にZoomウェビナーにしかない機能として、Q&A機能があります。Q&A機能を使うと、ウェビナー開催中に質問を受け付けることが出来るようになります。
Zoomウェビナーの導入メリット
ここでは、Zoomウェビナーを導入するメリットについて説明します。ウェビナーを実施するためのツールを探しているのなら、ぜひ参考にしてください。
メリット1 参加者の個人情報が管理しやすい
ウェビナーでは実際に会場に足を運ぶ必要がないので、参加希望者の居住地に限らず多数の方にウェビナーに参加してもらうことが出来ます。
参加者が多くなってくると気になるのが、参加者の個人情報ですが、zoomウェビナーでは、収集された個人情報はホストとパネリストのみが確認出来るため、参加者の個人情報はしっかり保護されるのです。
メリット2 スムーズな進行でウェビナーを開催出来る
Zoomウェビナーではホストとパネリスト以外の参加者には、音声や映像を共有する権限がありません。
そのため、一部の参加者によってウェビナーの進行が妨げられたりすることなく、スムーズに話を進められます。
メリット3 レポートの活用でウェビナーの質が改善出来る
Zoomウェビナーにはレポート機能が用意されており、参加者の離脱率や事前に設定したアンケートの結果などを確認することが出来ます。
これらの情報を知れば、よりウェビナーの質を良いものに改善していくことが可能です。
例えば、途中で離脱する参加者が多かった場合には、参加者が想定していた内容ではなかったり、途中で有益な情報は得られないと判断されたりした可能性が高いです。そのため、ウェビナーの内容やタイトルの変更を検討したり、想定する参加者を分かりやすく記載したりするなどの対応が考えられます。これらのことは、離脱率が分かるからこそ対応を検討することができるのです。
レポート機能を活用して、ウェビナーを振り返り、改善していけるのはメリットと言えるでしょう。
メリット4 ウェビナーに最大10,000人もの参加者を募れる
Zoomミーティングは無料で100人まで、有料になると1,000人までの参加者でミーティングが実施出来ますが、Zoomウェビナーはさらに大人数の10,000人でウェビナーが開催可能です。
取得したライセンスによってその人数は変わりますが、10,000人規模の大規模なウェビナーにも対応しています。
メリット5 登録ページが使える
Zoomウェビナーには登録ページが用意されています。登録ページとは、参加者の氏名などの情報を登録してもらうフォームのようなものです。参加予定者に対して、事前登録を必須にすることも可能です。
登録ページがあれば、ウェビナーに参加する前に参加者が自分の情報を入力出来ることから、参加者の情報をウェビナー開催日より前に収集することが可能です。
メリット6 YouTube などで同時ライブ配信できる
Zoomウェビナーは、YouTubeやFacebookでも同時にライブ配信することが可能です。そのため、参加者の反応や意見をリアルタイムで確認しながら、対面のセミナーと同じように臨機応変にウェビナーを進行出来るのです。
zoomウェビナーの参加者数の上限(契約している有料プランによって異なる)を超えてしまう時や、より多くの方に参加してほしい時にはYouTubeなどでも配信すると良いでしょう。公開範囲を限定できたり、アーカイブが自動保存されたりするのもメリットです。
ただし、YouTubeやFacebookなどの配信では視聴者の情報は取得できない点に注意が必要です。
Zoomウェビナーの使い方
ここからは、Zoomウェビナーの使い方について説明します。
ホストとしてZoomウェビナーを開催する場合
Zoomウェビナーの使い方は、ホストか参加者かによって変わります。まずは自分がホストの場合の使用方法を紹介します。
STEP1 Zoomの管理画面から開催日を設定する
Zoomの管理画面を開いてウェビナーの開催日を設定します。ウェビナーの参加はブラウザ版でも行えますが、ホストとしてウェビナーを開催するにはZoomアプリが必要です。
ウェビナーの名前・説明・開催期間・タイムゾーンなどを設定してください。設定した時間よりもウェビナーが長引いてしまったとしても、強制終了されるようなことはありません。
STEP2 申し込みページを作成する
ウェビナー参加を自由参加ではなく登録制にする場合には、事前に参加の申し込みページを作ります。Zoomウェビナーには初めから登録ページが用意されているため、選択するだけで申し込みページが作成可能です。
STEP3 参加者を招待する
ここまでの設定が完了したら、ウェビナーの参加予定者やパネリストに対して招待状を送ります。パネリストへの招待状は作成したウェビナーのスケジュールの「招待状」タブから作成可能です。
参加者への招待状はメールなどを使用して参加リンクを送ってください。
STEP4 ウェビナーを開催する
ウェビナー開催日は、Zoomの管理画面から「start」を押せばウェビナーを開始します。
参加者としてZoomウェビナーに参加する場合
参加者としてZoomウェビナーに参加する場合は、Zoomアプリをインストールしなくても参加出来ますが、アプリ版の方が安定した視聴が可能であるため、可能な限りZoomアプリの活用をおすすめします。
STEP1 Zoomアプリのインストール・サインアップ
Zoomの公式サイトからZoomアプリをインストールして、無料のサインアップを行います。
すでにZoomアカウントを持っている方は、サインインをしてください。
STEP2 受け取っているウェビナーの参加リンクをクリックする
受け取ったウェビナーの招待状に記載されたリンクをクリックすれば、ウェビナーに参加出来ます。
この際、ホストの設定によっては、登録画面に遷移したり、ウェビナーIDの入力を求められたりする場合もああります。
まとめ
Zoomウェビナーは、ウェビナーをするために必要な機能が搭載されたツールであり、Zoomミーティングよりもスムーズかつ質の高いウェビナーが開催出来ます。
Zoomウェビナーを開催することで得られた参加者の反応を基に、ウェビナー自体をブラッシュアップさせていくことも大切ですが、ウェビナーで得られた参加者の情報を活用していくことも重要です。Zoomウェビナーの参加者情報は、リード情報として管理し、営業活動やマーケティング活動に活用していきましょう。
顧客情報やリード情報の管理には、せっかく集められた情報を無駄にしないためにも、資料の共有や資料閲覧の状況をリアルタイムで把握できるクラウド顧客獲得ツール「nocoセールス」の活用を是非ご検討ください。PDF資料のオンライン共有が簡単にできるうえ、顧客が資料のどこをいつ見たのかが分かる機能もあり、「資料をメールで送ったけど顧客に見てもらえているのか分からない」といった課題が解決されます。
クラウド顧客獲得ツール nocoセールス
https://noco.sale