法人向けクラウド会計ソフトを徹底比較|導入するべき4つのメリット

クラウド会計ソフトを導入すれば、会計業務を効率化させることが出来ます。

クラウド会計ソフトではデータがクラウド上に保存されるため、情報共有もしやすく常に最新の状態にアップデートされた情報を手に入れられるでしょう。

この記事では、クラウド会計ソフトの基本的な知識と、主要のクラウド会計ソフトを紹介いたします。これから会社でクラウド会計を始めたいと考えているのなら、ぜひ参考にしてください。

目次

クラウド会計ソフトとは

クラウド会計ソフトとは、その名前の通りインターネット上にデータを保存するクラウドサービスを利用した会計ソフトのことです。

今まで膨大な時間を要していた会計業務が効率化でき、社内での情報共有を実施しやすいことから、ここ数年で多くの企業で利用されるようになりました。

個人のパソコンにデータが保管されなくなるため、パソコンの故障やウイルス感染による影響を受けることもありません。

働き方の多様化が進み続けることにより、これからもクラウド会計ソフトがさまざまな企業に浸透していくでしょう。

クラウド型とインストール型の違い

会計ソフトには、クラウド会計ソフトの他に会計ソフトをパソコンにインストールして使用するインストール型の会計ソフトがあります。

インストール型の会計ソフトでは、インストールしたパソコンでしか会計業務ができず、またパソコンの不具合によって業務が滞る問題もありました。

しかしクラウド型の会計ソフトでは、そのような心配は要りません。
クラウド型であれば、インターネット環境があれば会計業務が出来るため、リモートワークや出張時にも業務を進められるでしょう。

クラウド会計ソフトの主な機能

クラウド会計ソフトには、会計に必要な機能が搭載されています。クラウド会計ソフトに搭載されている主な機能を知っておきましょう。

機能1 自動連携機能

利用しているクレジットカードや口座と連携しておけば、勘定科目の登録なども全てソフトが自動で実施してくれます。

本来時間のかかる作業であった仕訳自体を自動化出来るので、会計作業を大幅に効率化可能でしょう。

機能2 請求書作成機能

ソフト上で請求書を作成すれば、売り上げの計上と入金処理の管理も会計ソフトで行えるようになります。

機能3 領収書のスキャン機能

タブレットやスマホで撮影した領収書やレシートから、自動的に仕訳が行われます。

作業時間の短縮だけでなく、手入力で発生するケアレスミスも防げるでしょう。

機能4 売上・経費レポート

入力された仕訳から自動的に試算表や総勘定元帳を作成し、毎月の売上や経費を確認することが出来ます。

年度末や半期ごとではなく、リアルタイムで売上や経費の状況を把握し、必要な対応を選べるのです。

クラウド会計ソフトの導入メリット

クラウド会計ソフトを導入することで、企業は多くのメリットを得られます。ここからは、そのメリットについて説明しましょう。

メリット1 業務の効率化

クラウド会計ソフトの自動仕訳機能を使えば、業務全体を効率化させることが出来ます。

使い慣れるまでは不安を感じる方もいるかもしれませんが、今まで手作業で行っていたものがサクサクと自動で進められるため、作業時間を大幅に削減可能でしょう。

メリット2 ケアレスミスが減る

自動仕訳のメリットは作業の効率化だけではなく、手入力で発生しやすいケアレスミスを防げることです。

企業の会計では会計担当者は多くの仕訳を行うため、ケアレスミスが発生しやすいのです。

メリット3 リアルタイムで必要な対応が出来る

クラウド会計ソフトでは、特別な作業を行わなくても常にリアルタイムで売上や経費の状態を把握することが出来ます。

早い段階で問題の把握が可能になり、税理士との連携もスムーズに行えます。

メリット4 自動的にバージョンアップ

クラウド会計ソフトであれば、法人税など税法の改正にも自動的に対応してくれます。

インストール型であれば、バージョンアップのための更新作業が必要ですが、クラウド型はその必要がありません。

この点はインストール型にはないメリットでしょう。

クラウド会計ソフトの選定ポイント

法人向けのクラウド会計ソフトを選定するのなら、知っておくべきポイントがあります。

こちらで紹介するポイントに注意して、ソフトの選定を行いましょう。

ポイント1 顧問税理士のシステムと合わせる

企業の顧問税理士と同じクラウド会計ソフトを利用すれば、データの共有が行いやすくなります。

また、ソフトの操作に慣れない時には、操作方法を教えてもらうことも可能になるのです。

クラウド会計ソフトの導入を考えるのであれば、まず顧問税理士に相談してみるようにしましょう。

ポイント2 導入目的を明確にする

クラウド会計ソフトを導入することで、何を行いたいのかを明確にします。

例えば、会計業務のみを希望するのか、給与計算なども実施したいのかによって必要な機能が変わるでしょう。

ポイント3 拡張性や柔軟性があるかを確認する

企業は常に変化を続けるものです。環境の変化に合わせて柔軟な対応が出来るか、企業の成長に合わせられる拡張性があるかを確認します。

クラウド会計ソフトの変更は簡単に出来るものではありませんので、長期的な利用を前提としてソフトの選定を行ってください。

ポイント4 サポート体制が整っているかを確認する

ソフトにトラブルが発生したり、不明点があったりすると、業務を進めることが出来ません。サポートのない曜日や時間帯をしっかり確認しておきましょう。

また、導入時の説明会や支援体制も充実していると良いでしょう。

主要のクラウド会計ソフトを比較

ここからは主要のクラウド会計ソフトを紹介いたします。自社に最適なソフトを見つけるようにしましょう。

freee

クラウド型会計ソフトの約4割ものシェアを占めているfreeeは、シンプルな操作性とスマホでも利用可能な作業環境が整えられています。

Macにも対応しているソフトであり、経理や簿記の知識がなくても簡単に決算書を作成出来るため、誰にでも使いやすいソフトであると言えるでしょう。

【freeeの法人向けプラン】
ミニマム 1,980円/月(ユーザー3名まで)
ベーシック 3,980円/月(ユーザー3名まで・電話サポートなど)
プロフェッショナル 39,800円/月(ユーザー10名まで・電話サポート・ワークフロー機能・CRM連携など)
※30日間の試用期間あり

マネーフォワードクラウド会計

国内のクラウド会計ソフトNo.1の対応数を誇っているマネーフォワードクラウド会計では、万全のサポート体制と強固なセキュリティが用意されています。

明細データを自動取得し、仕訳の自動入力も可能なので、会計業務にかかっていた時間を大幅に削減出来るのです。

【マネーフォワードクラウド会計のプラン】
スモールビジネス 2,980円/月
ビジネス 4,980円/月
IPO準備・中堅〜大企業向け 要見積もり
※1ヶ月間の試用期間あり

弥生会計オンライン

業界最大規模のオペレーターが顧客サポートを行っており、そのお客様満足度は93%という高さです。

電話やメールによるサポートだけでなく、画面を共有して案内を行うことも可能なので、どんなトラブルにもしっかり対応してもらえるでしょう。

【弥生会計オンラインのプラン】
セルフプラン 26,000円/年(初年度無料)
ベーシックプラン 30,000円/年(初年度15,000円)
※ベーシックプランには2ヶ月間の試用期間あり

まとめ

クラウド会計ソフトの基本的な情報と、主要のクラウド会計ソフトを紹介いたしました。

今まで問題なく会計業務を行っていた企業でも、クラウド会計ソフトを導入すれば効率良く業務が進められるようになります。

この記事を参考に、自社に最適なクラウド会計ソフトを見つけてください。

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