動画ファイルは元のファイルが大きいため、そのまま利用・保存しておくことが難しく、動画ファイル自体を圧縮しなくてはいけない場合があります。
例えば作成した動画をSNSやYoutubeにアップしたいと考えた時には、どのサービスにもアップロードサイズの上限が設けられているでしょう。
せっかく作成した動画も、圧縮しないままでは用途が絞られ、作成にかかった労力が報われなくなってしまうのです。
この記事では、無料で動画を圧縮可能なオンラインツールを7つ紹介いたします。どのツールも使用しやすい工夫がありますので、ぜひ参考にしてください。
動画圧縮ツールの選び方
圧縮形式の対応
動画圧縮ツールを選ぶ際には、対応しているファイル形式が重要です。
自分の動画形式が対応しているか確認しましょう。
例えば、MP4、MOV、AVI、WMVなど、さまざまな形式に対応しているツールを選びましょう。
また、最新の動画形式にも対応しているか確認することも大切です。
圧縮速度と品質
圧縮速度が速く、品質を落とさずに圧縮できるツールを選ぶことが重要です。
動画の圧縮には時間がかかる場合がありますが、高速な処理能力を持つツールを選ぶことで、時間を短縮できます。
また、圧縮後の画質が劣化しないように、高品質な圧縮機能を持つツールを選びましょう。
ユーザーフレンドリーなインターフェース
操作が簡単で直感的に使えるツールを選ぶことで、作業の効率が上がります。
初心者でも簡単に操作できるよう、分かりやすいインターフェースを持つツールを選びましょう。
また、必要な機能が分かりやすく配置されているか、設定項目が分かりやすいかなども重要なポイントです。
Video Converter online
動画をドラッグ&ドロップしてアップロード後にフォーマットを選択するだけで、動画の圧縮が可能です。
ブラウザ経由で使用出来るため、ソフトをインストールする手間がかかりません。
解像度やサイズの変更も行えるので、非常に使い勝手が良いツールだと言えます。
300種類以上の動画フォーマットに対応しており、どのような用途にも対応可能です。
【動画圧縮に対応しているファイル形式】
.mp4/.avi/.mpeg/.mov/.flv/.3gpなど300種類以上のファイル形式に対応
【ファイルの上限サイズ】
4GBまで
https://convert-video-online.com/ja/
VideoSmaller
画像を劣化させずに動画の圧縮が出来るVideoSmallerは、スマホで撮影した.mp4動画などを圧縮します。
動画ファイルを選択して「動画をアップロード」というボタンをクリックするだけで、動画圧縮が完了するというシンプルな使い心地が人気の秘密で、細かな設定がいらないために、動画の知識があまりない方でも使用しやすいでしょう。
アップロードしたファイルは数時間後に削除されるので、個人情報流出の心配もなく安心して使用でき、スマホで撮影した動画をすぐに共有したい時などに便利なツールだと言えます。
.mp4/.avi/.mpeg/.mov
500MBまで
https://www.videosmaller.com/jp/
clipchamp
無料で20GBものサイズの動画を圧縮出来るclipchampでは、動画の圧縮だけでなく解像度の変更も自由に行えます。
さらに圧縮後の動画はオンライン上でプレビュー表示可能なので、保存前に希望する仕上がりになっているかも確かめられるのです。
動画圧縮だけでなくビデオテンプレートやサウンドエフェクトも用意されているため、無料とは思えないほどの機能があり、動画全般の操作を任せられるツールだと言えるでしょう。
自分の思い通りにこだわった動画を作りたいと考えているのなら、このツールを使用すると良いです。
.avi/.mov/.divx/.flv/.3gp/.mp4/.wmv/.vob/.mkv
20GBまで
Online UniConverter
Online UniConverterは、無料で動画や音楽の変換・圧縮・編集が行えます。
自分のパソコンの中ではなくオンラインストレージに保存された動画の編集も可能なため、作業環境に囚われずに動画圧縮が出来るでしょう。
1,000種類以上のファイル形式に対応していて高速でアップロード・ダウンロードが可能だという特徴もあり、圧縮だけでなく解像度や出力サイズなど用途に合わせた細かな調整も行えます。
普段からオンラインストレージ上で動画を管理している方であれば、動画のインストール作業を省いて圧縮作業に進めることが可能となり、作業スピードの向上が期待出来ます。
.mp4/.mov/.mkv/.wmv/.flv
100MBまで
YOUCOMPRESS
圧縮出来るファイル数に制限がないことが特徴的なYOUCOMPRESSは、インストールはもちろん会員登録などは一切不要で使用でき、その操作も簡単です。
操作方法自体もファイルを選択するだけで良く、細かな設定は必要ないので動画ファイル圧縮に慣れていない方・これから動画を始めたい方でも利用しやすいでしょう。
また、ブラウザ経由で利用できるため、インターネットさえ繋がっていれば、どこにいても動画圧縮が可能になります。
ソフトをインストールする作業がないことから、気軽に使いやすいサービスだと言えます。
.mp4/.mov/.avi
500MBまで
https://www.youcompress.com/ja/
ZAMZER
簡単に動画ファイルの圧縮が出来るZAMZERでは、全てのコンバーションを10分以内で完了することを目指しています。
スピーディーに圧縮操作が完了するので、時間がない時でも素早く動画の圧縮、アップロードが出来るでしょう。
また、無料で使用できるツールとしては珍しく、専任エンジニアによる安心のサポートが用意されています。
アップロード可能なファイルサイズの上限が50MBなので、その点には注意する必要がありますが、合計の容量が上限内であれば、2つの動画ファイルを同時に圧縮することも可能です。
動画編集に不慣れで、不明点はサポートに確認しながら進めたいという方には特におすすめ出来るツールです。
.mp3/.wav/.mkv/.flv/.mov/.m4v/.wav/.avi/.mkvなど1,200種類以上のファイル形式に対応
50MBまで(有料プランになるとより大きなサイズがアップロード可能)
MP4COMPRESS
.mp4ファイルに特化したツールであるMP4COMPRESSは、動画の品質を損なうことなく.mp4ファイルを圧縮出来ます。
圧縮可能なファイルは.mp4に限られてしまうのですが、その使い心地がシンプルであるため、サクサクと作業が進められるのです。
活用用途が限られており普段から.mp4ファイルだけを扱っているのなら、MP4COMPRESSを使用すれば良いでしょう。
.mp4のみ
500MBまで
https://www.mp4compress.com/ja/
まとめ
この記事では、無料で利用できる動画圧縮ツールを7つ紹介しました。
これらのツールを使用することで、大容量の動画ファイルを簡単に圧縮し、保存や共有が容易になります。
ただし、無料ツールは手軽で便利ですが、使用には注意が必要です。
情報漏洩やデータ破損のリスクがあるため、重要なデータを扱う際には慎重に検討してください。
また、無料版には機能制限がある場合も多いため、頻繁に動画圧縮が必要な場合や高品質を求める場合には、有料プランやサポートの充実したツールの利用をおすすめします。
目的やニーズに合わせて最適なツールを選び、効率的に動画管理を行いましょう。