フォームの種類と役割とは?フォームの作成方法と運用、おすすめツールを徹底解説

オンラインでの情報収集や顧客とのコミュニケーションを効率化するために、さまざまな種類のフォームが活用されています。

それぞれのフォームは特定の目的を持ち、適切に設計されることで企業やユーザーにとって大きなメリットをもたらします。この記事では、代表的なフォームの種類とその役割について詳しく解説し、効果的なフォームの作成方法と注意事項についても触れます。フォームを最大限に活用するためのポイントを学び、より良いユーザーエクスペリエンスを提供しましょう。

目次

Webフォーム、オンラインフォームの違い

Webフォーム(ウェブフォーム)は、ウェブサイト上でユーザーが情報を入力し送信できるインターフェースです。これに対し、オンラインフォームはインターネット接続を通じてアクセスされるすべてのフォームを指し、ウェブフォームを含むより広い概念です。

電子フォームは、紙のフォームのデジタル版であり、コンピュータ上で入力、編集、送信ができるものです。これには、ウェブフォームやオンラインフォームも含まれますが、オフラインで使用できるものもあります。

インターネットフォームは、インターネットを通じてアクセスされるフォームを指し、オンラインフォームと同義ですが、インターネットという接続手段を強調しています。

デジタルフォームは、電子的に作成、管理されるすべてのフォームを指し、オンライン、オフラインを問わず、電子機器上で利用可能なフォーム全般を含みます。これにより、ウェブフォームや電子フォームなど、あらゆるデジタル形式のフォームが含まれます。

このように、各用語はその使用環境や特定の強調点に応じて異なる意味を持ちますが、インターネットつまりWeb上で利用できるという点で同じ意味で使われています。

フォームの種類と目的

下記の表は、さまざまなフォームの種類とその目的を一覧にまとめたもので、各フォームがどのような目的で使用されるかを理解するのに役立ちます。

フォーム名種類目的
申し込みフォーム (Application Form)申し込みフォームサービスや製品の申し込みを受け付けるためのフォーム。
登録フォーム (Registration Form)登録フォームユーザーの登録情報を収集するためのフォーム。
問い合わせフォーム (Inquiry Form / Contact Form)問い合わせフォーム顧客からの問い合わせや連絡を受け付けるためのフォーム。
アンケートフォーム (Survey Form)アンケートフォーム顧客やユーザーの意見やフィードバックを収集するためのフォーム。
フィードバックフォーム (Feedback Form)フィードバックフォームサービスや製品に対する顧客のフィードバックを収集するためのフォーム。
注文フォーム (Order Form)注文フォーム商品やサービスの注文を受け付けるためのフォーム。
予約フォーム (Reservation Form)予約フォームサービスや施設の予約を受け付けるためのフォーム。
エントリーフォーム (Entry Form)応募フォームコンテストやキャンペーンへの応募を受け付けるためのフォーム。
サインアップフォーム (Signup Form)登録フォームユーザーがサービスやイベントにサインアップするためのフォーム。
ログインフォーム (Login Form)認証フォームユーザーがアカウントにログインするためのフォーム。
パスワードリセットフォーム (Password Reset Form)認証フォームユーザーがパスワードをリセットするためのフォーム。
応募フォーム (Submission Form)応募フォーム提案やプロジェクトの応募を受け付けるためのフォーム。
リクエストフォーム (Request Form)リクエストフォーム情報やサービスのリクエストを受け付けるためのフォーム。
見積もりフォーム (Quote Request Form)リクエストフォームサービスや商品の見積もりをリクエストするためのフォーム。
キャンペーン応募フォーム (Campaign Entry Form)応募フォームキャンペーンへの応募を受け付けるためのフォーム。
資料請求フォーム (Request for Information Form / Brochure Request Form)リクエストフォーム資料やカタログの請求を受け付けるためのフォーム。
イベント登録フォーム (Event Registration Form)登録フォームイベントへの参加登録を受け付けるためのフォーム。
メンバーシップフォーム (Membership Form)登録フォームメンバーシップや会員登録を受け付けるためのフォーム。
ユーザーフォーム (User Form)一般的なフォームユーザーに関する情報を収集するためのフォーム。
サポートフォーム (Support Form)サポートフォーム顧客サポートや技術支援を受け付けるためのフォーム。
調査フォーム (Research Form)調査フォーム調査や研究のための情報を収集するためのフォーム。
レビューフォーム (Review Form)フィードバックフォームサービスや製品のレビューを収集するためのフォーム。
提案フォーム (Proposal Form)提案フォームビジネスやプロジェクトの提案を受け付けるためのフォーム。
参加フォーム (Participation Form)登録フォームイベントや活動への参加を受け付けるためのフォーム。
更新フォーム (Update Form)更新フォームユーザー情報や登録情報の更新を受け付けるためのフォーム。
キャンセルフォーム (Cancellation Form)更新フォームサービスや予約のキャンセルを受け付けるためのフォーム。
確認フォーム (Confirmation Form)確認フォーム情報の確認や同意を求めるためのフォーム。
購読フォーム (Subscription Form)登録フォームニュースレターやサービスの購読を受け付けるためのフォーム。
ドネーションフォーム (Donation Form)登録フォーム寄付やドネーションを受け付けるためのフォーム。
ボランティア応募フォーム (Volunteer Application Form)応募フォームボランティア活動の応募を受け付けるためのフォーム。
フィードバック収集フォーム (Feedback Collection Form)フィードバックフォームフィードバックや意見を収集するためのフォーム。
報告フォーム (Report Form)報告フォーム問題やインシデントの報告を受け付けるためのフォーム。

フォーム作成のポイント

フォームを作成する際には、以下のステップを踏むと効果的です。

1. 目的の明確化

フォームの目的を明確にし、収集する情報を特定します。例えば、顧客の連絡先情報を収集するのか、イベントの参加者を登録するのかを明確にします。

2. 必要なフィールドの決定

目的に応じて必要なフィールドを決定します。基本情報(名前、メールアドレスなど)や特定の質問(興味のある製品、参加希望のセッションなど)を含めます。

3. ユーザーフレンドリーな設計

フォームは簡潔で直感的に使えるように設計します。入力項目の数を最小限に抑え、説明文を明確に記述します。

また、特定の形式で情報を入力する必要がある場合、プレースホルダーはその形式を示すことでユーザーの入力を助けます。例えば、電話番号や日付など、特定のフォーマットを必要とするフィールドに適切なプレースホルダーを設定することで、ユーザーが正しい形式で入力するように誘導できます。

4. バリデーションとフィードバック

入力データのバリデーションを設定し、エラーメッセージを分かりやすく表示します。例えば、必須項目が未入力の場合やメールアドレスの形式が正しくない場合に適切なフィードバックを提供します。

また、プレースホルダーは、ユーザーに入力フィールドの目的や期待される入力内容をわかりやすく示します。これにより、ユーザーはどのような情報を入力すればよいかをすぐに理解できます。例えば、メールアドレスの入力フィールドに「example@example.com」とプレースホルダーが表示されることで、ユーザーはメールアドレスを入力することが求められていると認識します。

5. デザインとレイアウト

フォームのデザインとレイアウトを整えます。視覚的に分かりやすく、ブランドの一貫性を保つようにします。

6. プライバシーとセキュリティ

ユーザーのデータを保護するために、プライバシーポリシーやセキュリティ対策を明示します。SSL証明書を使用し、データの暗号化を行います。

フォームの設問と項目

フォームの設問項目の例

カテゴリ項目
基本情報名前(姓・名)、メールアドレス、電話番号、住所(郵便番号、都道府県、市区町村、番地・建物名)
ビジネス情報会社名、役職、会社の住所、会社の電話番号、業種
ログイン関連情報ユーザー名、パスワード、パスワード確認、秘密の質問と答え
フィードバック/アンケート評価(スライダーや星評価)、コメント欄、チェックボックス(複数選択可)、ラジオボタン(単一選択)、ドロップダウンメニュー
予約/注文予約日と時間、希望する商品/サービス、数量、支払い方法、配送先情報
イベント登録参加希望のセッション、同伴者の名前、食事制限やアレルギー情報、特別な要望
マーケティング関連興味のあるカテゴリ、ニュースレターの購読、プロモーションコード
リクエスト/サポート問い合わせ内容、製品名/サービス名、購入日、シリアル番号や製品ID、添付ファイル(スクリーンショットやドキュメント)
同意事項利用規約への同意、プライバシーポリシーへの同意、マーケティング情報の受信に同意
その他生年月日、性別、ソーシャルメディアアカウント、質問やコメントの自由記述欄

この表は、さまざまなフォーム項目をカテゴリ別に整理したもので、目的に応じたフォームの設計に役立ちます。

おすすめのフォーム作成ツール|3選

フォーム作成ツールは、ユーザーフレンドリーなインターフェースと豊富な機能を提供し、効率的に情報収集や顧客管理を行うために不可欠です。以下に、おすすめのフォーム作成ツールを3つ紹介します。

1. ヘルプドッグ フォーム

ヘルプドッグ フォームは、誰でも簡単にWebフォームを作成、公開することができる高機能なフォーム作成管理システムです。無料で使うことができ、フォーム作成数、ユーザー数を無制限で利用できるのが特長です。

プログラミングの専門知識は必要とせず、ノーコードでフォームを作成できます。また、フォーム入力中の離脱を防ぐEFO(エントリーフォーム最適化)機能や執拗なフォーム経由の営業をブロックする機能、Gmailなどのフリーメールや使い捨てメールの入力を制限する機能など、ビジネスを強力に推進する機能を搭載しています。https://helpdog.ai/form/

2. Googleフォーム

概要

Googleフォームは、無料で使えるオンラインフォーム作成ツールで、Googleアカウントを持っていれば誰でも利用できます。

特徴

簡単な操作: ドラッグ&ドロップで簡単にフォームを作成できます。

リアルタイムでのデータ集計: Google Sheetsと連携し、リアルタイムでデータを集計・分析できます。

豊富なテンプレート: 様々な用途に応じたテンプレートが用意されており、すぐにフォームを作成できます。

無料で利用可能: すべての機能が無料で利用できるため、コストを気にせずに使えます。

Typeform

概要

Typeformは、インタラクティブで魅力的なフォームを作成できるツールです。ユーザーエクスペリエンスを重視したデザインが特徴です。

特徴

美しいデザイン: ユーザーフレンドリーなデザインで、視覚的に魅力的なフォームを作成できます。

多様な質問形式: 複数選択、テキスト入力、画像選択など、様々な質問形式をサポートしています。

高度なカスタマイズ: カスタマイズオプションが豊富で、ブランドに合わせたフォームを作成できます。

分析ツールとの連携: Google AnalyticsやCRMシステムとの連携が可能で、収集データの効果的な活用ができます。

まとめ

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