動画がマニュアルに活用されるようになってから、実際の作業の流れを視覚的に伝えることが可能になりました。
そのため、多くの企業では積極的に動画マニュアルの導入が進んでいます。しかし、自社内で動画マニュアルを作成したいと考えた時、まず作成ソフトの選定に困ってしまうことがあるようです。
この記事では、主な動画マニュアル作成ソフトをまとめて比較したいと思います。これから動画マニュアルを作りたいと考えているのなら、ぜひ参考にしてください。
動画マニュアル作成ソフトとは
今まで文字や静止画のみを使って説明していた作業内容は動画を活用することで、より伝わりやすくなり視聴者の理解度を高める効果が期待出来ます。
動画マニュアル作成ソフトには、誰でも簡単に動画作成を可能にする機能が用意されているため、特別な知識を持っていない社員でも扱えるでしょう。
また、動画マニュアルは企業の宣伝用の動画などと違い、必要なタイミングごとに頻繁に新規作成・更新が必要なので、動画作成を専門とする企業に外注するのでは多くの費用と時間のロスが発生してしまいます。そのため、多くの企業では動画マニュアル作成ソフトを導入して、自社内で動画作成マニュアルを作っているのです。
動画マニュアル作成ソフト主な機能
動画マニュアル作成ソフトには簡単に動画マニュアルを作成するための機能が備わっているとお伝えいたしましたが、具体的な主な機能は下記のようなものです。
・動画のトリミング機能
・動画に音声をつける機能
・動画にテロップを挿入する機能
・動画にワイプをつける機能(画像の上や端に別の画像を載せる機能)
・動画の書き出し、保存形式の変更
この他にも細かなエフェクト機能を搭載しているソフトもあります。こだわりの加工をしたいのであれば、その加工が可能なソフトかどうかを事前に確認しておく必要があるでしょう。
動画マニュアル作成ソフトを導入するメリット
動画マニュアル作成ソフトを導入しマニュアルに動画を活用すれば、多くの動画マニュアルを簡単に作成、共有出来るようになります。
ここからは、動画マニュアルを通常の業務に取り入れるメリットをお伝えしましょう。
1 マニュアルの内容を視覚的に理解しやすくなる
テキストだけを使って作成されたマニュアルよりも、動画マニュアルの方が細かな指示を伝えることが出来るため、必要な知識への理解度が高まります。
例えば「ゆっくり〜をする」という一文の「ゆっくり」はテキストだけで理解した場合には「ゆっくり」の動作に個人差が生まれてしまいますが、動画で動きを確認すればどの程度の速度のことを示しているのかが分かるでしょう。動画マニュアルを使えば、細かなニュアンスを視聴者に理解してもらえるようになるのです。
2 コスト削減につながる
動画マニュアルのデータは長期的に何度も繰り返し閲覧や更新可能です。
優れた動画マニュアルを作成すれば、何度も同じ作業の講習会を開いたり、トレーニングのために実際の業務に支障が出てしまうような非効率な状態を避けることが出来るのです。
つまり、今まで教育のためにかかっていた人件費や労力のコスト削減が可能だということです。
3 マニュアルを簡単に共有出来る
作成した動画マニュアルをサーバーやクラウド上に保管すれば、マニュアルの共有も簡単です。
そのため、時間や場所を選ばずに閲覧が可能となり、空いた時間を利用して自己学習が可能になります。リモートワーク時や出張中の社員にもリアルタイムでマニュアルの知識を共有することが出来るでしょう。
動画マニュアル作成ソフトの選び方
動画マニュアルは多くの企業に導入が進んでいることから、作成のためのソフトも数多くの種類が用意されており、選定に時間がかかってしまうという問題が生まれています。
ここからは、動画マニュアル作成ソフトの選び方について説明いたしますので、動画マニュアル作成ソフト選びの参考にしてください。
1 簡単に操作が出来るか
動画作成と聞くだけで「難しそうだ」「自分には出来ない」と感じてしまう社員もいます。せっかく動画マニュアル作成ソフトを導入しても、利用に消極的では意味がありません。
パソコン操作が得意でない社員でも簡単に操作が出来るかどうかを考え、ソフト選びをするようにしましょう。
機能は多いほど良いと考えるのではなく、シンプルな操作性の方を優先させた方が良い場合もあるのです。
2 必要な機能が搭載されているか
動画マニュアル作成時に使いたいと考えている機能が搭載されているソフトを選びます。
全てのソフトに搭載されている機能ではないものの、一部の企業では必要とされることが多い機能の例は下記のようなものです。
・自動字幕機能
・自動翻訳機能
・動画テンプレート
・eラーニング機能
・受講管理機能
その他にも必要とされる機能は業種によって変わりますので、作成したいと考えている動画に必要な機能は何かを考えておいてください。
主な動画マニュアル作成ソフトを比較
ここからは、特に人気のある動画マニュアル作成ソフトを紹介いたします。先ほどお伝えした動画マニュアル作成ソフトの選び方を参考に、自社に最適なソフトを選ぶようにしてください。
1|toaster team (トースターチーム)
動画マニュアル作成ツール「toaster team トースターチーム」なら
誰でも簡単に動画マニュアルをらくらく作成。
現場の教育や店舗のスタッフ教育など、人材育成の即戦力化を実現します。
オフィスや店舗でお仕事しながら、動画マニュアルを作成できるのが、トースターチームの特徴。スマートフォンと専用アプリで、いつでも、どこでも片手で動画マニュアルの作成が行えるほか、ワンタップで高度な動画マニュアル編集が専門技術や知識なしで行えます。また、撮影した動画内に字幕を自由に設定できます。動画マニュアル内で、大事なポイントに字幕を表示することで、注意を促したり、作業の理解定着をサポートできます。
さらに、トースターチームでは動画マニュアルの他に、文書マニュアルや日報・会議・議事録などの情報共有機能や社内用語の管理機能など、マニュアルだけで完結しないチームと組織のストック情報をオールインワンに集約しているのが特徴です。
【toster teamのプラン例】
・ライトプラン/月額35,000円
・スタンダードプラン/月額60,000円
・ビジネスプラン/月額120,000円
・エンタープライズ/要見積
※無料トライアル期間 14日間
2|Teach me Biz(ティーチミービズ)
シンプルでいて簡単な操作性が魅力のTeachme Biz(ティーチミービズ)では、動画マニュアルの作成から共有までのステップが従来の動画マニュアル作成の5分の1の時間で作成することが可能です。
分かりやすい動画マニュアルを活用して人材の即戦力化を目指しているのです。Teazhme Bizは、人材育成効率は約2倍・人材育成コストを半分にする効果も期待出来るという事例を提示しており、業界を問わず多くの企業で採用されている動画マニュアル作成ソフトです。
【Teachme Bizのサービス詳細】
・スターター 50,000円/月
・ベーシック 100,000円/月
・エンタープライズ 300,000円/月
※上記の他に初期費用500,000円が必要
※無料トライアル30日間
3|tebiki(テビキ)
tebiki(テビキ)では動画マニュアルの作成から、マニュアルを閲覧した社員の習熟度の管理までを行うことが可能です。動画の字幕や翻訳が自動作成されるため、効率良く動画マニュアルが作れるでしょう。
自動翻訳機能は100カ国以上の言語に対応しており、外国人スタッフが多い企業でも翻訳作業に困ることはありません。
作成した動画マニュアルはクラウドに保存され、誰がマニュアルを閲覧済みかどうかも簡単に把握出来ます。アクセス分析機能を利用してより効果的なマニュアルを作成することも可能です。
【tabikiのサービス詳細】
・価格は規模によって変わるため見積もりが必要です
※無料トライアルあり(詳細は要問い合わせ)
まとめ
動画マニュアルを作成したいと考えている企業に向けて、使いやすい動画マニュアル作成ソフトの紹介と、動画マニュアル作成ソフトの機能などについて説明いたしました。
作成済みの動画は社内で共有することで、より多くの効果を得られます。動画マニュアルの作成とともにマニュアルの共有方法についても検討し、作成したマニュアルの共有と更新が行いやすい環境を整えましょう。
無料のトライアル期間などを活用して、実際にソフトの操作性を確認した上で動画マニュアルの作成と共有を進めてください。
「toaster team トースターチーム」なら、業務手順書やマニュアル、業務プロセス、ワークフローを誰でも簡単に作成できます。社員・スタッフの知識・経験を見える化・仕組み化し、社内のあらゆる業務に関する情報をクラウドで一括管理できます。新人の即戦力化や業務の属人化の解消を通じて、組織の業務効率化と生産性向上につながるため、是非ご検討ください。