解説
AIエージェントは、状況を把握して必要な操作を自ら選び、手続きを完了させるところまで進めるAIです。Gartnerは、AIエージェントを「デジタルおよびリアルの環境で、状況を知覚し、意思決定を下し、アクションを起こし、目的を達成するためにAI技法を適用する自律的または半自律的なソフトウェア」と定義しています。
エージェンティックAIと同じ意味で使われることもあります。ただし、Gartnerは、AIエージェントをエージェンティックAI(エージェント型AI)の一種と位置づけています。
実務での使われ方
AIエージェントは、情報を伝えるだけでなく、手続きまで実行します。たとえば、サポートでは、住所変更やプラン変更を、AIエージェントが対話の中で完了させる使い方が想定されます。チャットボットとの主な違いは次のとおりです。
| 観点 | チャットボット | AIエージェント |
|---|---|---|
| できること | 情報を伝える | 手続きを実行する |
| 失敗の影響 | 誤回答 | データの誤更新 |
| 必要な統制 | 回答内容の管理 | 実行権限と承認の設計 |
注意点
AIエージェントは実行を伴うため、誤りの影響は回答の誤りより大きくなります。たとえば、チャットボットの誤りは誤回答にとどまりますが、AIエージェントの誤りはデータの誤更新につながります。そのため、導入する企業は、取り消しの可否、実行前の確認工程、操作ログの保存をセットで設計します。
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