解説
エージェンティックAIは、目的を伝えると、手順の組み立てから外部システムの操作までを自分で進める生成AIの使い方です。人が一手ずつ指示しなくても、必要な情報を調べ、APIを呼び、結果を見て次の行動を決めます。質問に答えるだけだった従来の活用方法との差は、実際に処理を実行するところにあります。
答えるAIから処理するAIへ役割が広がる
従来のAIチャットボットは、解約手続きの方法を説明するところまでが役割でした。エージェンティックAIは、本人確認を経て契約管理システムで解約を実行し、完了通知を送るところまで担えます。パスワードの再設定、配送日の変更、少額の返金処理なども同じ形で扱えます。自己解決率だけでなく、手続きの完了までを自動化の範囲に入れられる点が変化です。
実行できる範囲を絞り、取り消せる設計にしておく
処理を実行できるということは、誤った処理も実行できるということです。金額や契約に関わる操作については、実行前に顧客へ確認を返す、一定額を超えたら人の承認を挟むといった制限を権限側で設けます。あわせて、実行した内容を記録に残し、あとから取り消せる手順を用意します。何をどこまで任せるかの線引きが、この技術を使ううえでの設計の中心になります。
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