解説
エンベディングは、文章の意味を数値の並びに変換したものです。埋め込み表現、ベクトル化とも呼ばれます。変換したあとは数値どうしの距離を計算できるため、言葉が一致していなくても意味が近いかどうかを機械的に判定できます。FAQ検索や社内文書検索の土台になる技術です。
「退会」と「解約」を近い意味として扱える
キーワード一致の検索では、顧客が「退会したい」と打ち込んだとき、記事側の見出しが「解約方法」だと拾えません。エンベディングを使うと、この二つは数値の上で近い位置に置かれるため、表記が違っても同じ疑問として結びつきます。同義語辞書を人手で育て続けなくても、ある程度の言い換えに追従できる点が実務上の利点です。
意味が近いという判定が常に正しいとは限らない
近さの判定はあくまで確率的なもので、無関係な記事が上位に混ざることもあります。「退会」と「解約」のように意図がそろう場合はうまく働きますが、「支払方法の変更」と「支払期限の確認」のような、近いけれど別物の質問を取り違える例も起こります。検索結果の妥当性を定期的に点検し、必要なら並べ替えの処理を挟んでください。
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