解説
シナリオ型チャットボットは、あらかじめ作成した会話の流れ(シナリオ)に沿って応答するチャットボットです。ルールに従って動作するため、ルールベース型とも呼ばれます。代表的な形式では、「ご用件をお選びください」のような問いかけから始まり、利用者が選択肢をたどって回答に行き着きます。回答させる内容をあらかじめ決めておけるため、誤回答を避けたい領域(料金、契約、法令関連)の案内に向いています。
実務での使われ方
シナリオ型は、AI型と比べて回答を完全に制御できる一方で、シナリオにない自由な質問には答えられません。そのため、手続き案内や受付のように、回答が決まっている用途で使われます。シナリオ型とAI型の違いは次のとおりです。
| 観点 | シナリオ型 | AI型 |
|---|---|---|
| 回答の制御 | 完全に可能 | 完全には困難 |
| 自由な質問 | 不可 | 可能 |
| 初期構築 | 分岐を全て作る必要 | 学習データや文書を用意して動かす |
| 運用時の修正 | 分岐を直接修正できる | 文書やプロンプトを調整 |
| 向いている用途 | 手続き案内、受付 | 幅広い質問応答 |
注意点
分岐が深くなると、顧客が途中で回答を探すのを諦める可能性があります。そのため、階層はできるだけ浅くして回答にたどり着ける構成を目指し、どの階層からでも有人対応に切り替えられるようにしておきます。
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