解説
LLM(Large Language Model)は、膨大な量の文章データで学習し、人間が書いたような自然な文章を理解・生成できるようにした言語モデルです。多くのLLMは、トランスフォーマーと呼ばれるニューラルネットワークの構造に基づいています。Gartnerは、LLMを生成AIの中核となる技術と位置づけています。
仕組み
LLMは、主に次の流れで文章を生成します。
- 入力された文章を、トークンと呼ばれる小さな単位に分割する
- 入力された文章と、生成済みの文章をもとに、次に続くトークンを予測する
- 予測したトークンを順につなげて、文章を組み立てる
LLMは、学習した内容から確からしい文章を組み立てる仕組みであり、事実を検索して答えているわけではありません。そのため、もっともらしい誤った内容を生成することがあります。
実務での使われ方
LLMは、要約や下書き作成などで、応対の手間を減らします。主な用途は次のとおりです。
- 問い合わせ文の意図を読み取り、該当する回答を提示する
- 応対内容の要約を自動生成し、後処理を短縮する
- 返信文の下書きを作成し、オペレーターが確認して送る
- FAQ記事の草案を、過去の応対履歴から作成する
- 問い合わせ内容を分類し、VOCとして集計する
注意点
顧客対応に使う場合は、自社のFAQやマニュアルを参照させたうえで回答を作らせる構成(RAG:検索拡張生成)を取り、参照元を明示させるのが基本です。さらに、料金、契約条件、法令に関わる案内は、生成結果をそのまま送らず、人が確認する運用が求められます。
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