解説
監査ログは、ログイン、データの閲覧、設定変更、エクスポートといった操作を、実行者・日時・対象とともに自動で記録したものです。不正アクセスや情報持ち出しの検知・調査に使われます。
似た言葉に「操作ログ」があります。操作ログは、ファイルの作成や編集など日常の操作を広く記録し、業務改善などにも使われます。一方で、監査ログは、セキュリティの維持や法令遵守の証明を主な目的とする点が異なります。
実務での使われ方
監査ログは、取得を始める前に、保存期間と権限を決めておきます。
- 保存期間を決める(監査や契約上の要件から逆算する)
- ログ自体を消せる権限を、通常の管理者と分ける
さらに、総務省は、ログを取得した機器の中ではなく、別に用意したログ管理システムで保管し、改ざんなどから保護することを推奨しています。複数のシステムのログを突き合わせて調べるためには、各システムの時刻を合わせておくことも必要です。
注意点
監査ログは、調査のときに取り出せる形式かどうかを確かめておきます。ログを保存しているだけでは、問題が起きたときに役立たないためです。したがって、期間や操作者で絞り込めるか、外部に出力して分析できる形式かを、導入時に確かめておきます。また、監査ログには顧客の個人情報などが含まれることがあるため、ログそのものの閲覧権限や暗号化も検討します。
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