解説
参照先は、同じ内容を書き写す代わりに指し示す、元の記述のことです。複数の文書で必要になる共通情報を1か所にまとめ、他の文書からはそこを見てもらう形にします。更新のときに直す場所が1か所で済む点が、この書き方の利点です。
たどる回数が増えると読み手の負担になる
参照をたどる回数が多いと、読み手の負担は増えます。短くて変わりにくい情報は重複して書き、長くて変わりやすい情報を参照にする、という使い分けが実務的です。
参照先が消えると参照している側がまとめて行き止まりになる
参照先の文書を削除したり、見出しを作り替えたりすると、参照している文書がすべて行き止まりになります。よく参照される文書には、どこから参照されているかを記しておいてください。削除や大きな改訂の前に参照元を確認する手順があれば、リンク切れの後始末に追われずに済みます。
応対中は参照をたどるより手元に答えがある方が速い
保守のしやすさでは参照が有利でも、通話中のオペレーターに別の文書を開く余裕はありません。応対中に見る手順書では、参照を1回までにとどめ、必要な値はその場に書くという割り切りも要ります。保守のしやすさと読む速さのどちらを優先する文書なのかを先に決めておくと、判断がぶれません。
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