解説
メンテナンス性は、マニュアルやFAQなどの文書について、作成後の修正や更新のしやすさを表す性質です。もともとはソフトウェアや設備の品質を表す言葉で、ソフトウェア品質の国際規格ISO/IEC 25010でも「保守性(Maintainability)」として品質特性の1つに挙げられています。文書の場合、作成した直後は内容を把握している人が多いため、修正は容易です。一方で、担当者が替わると、どこに何が書かれているかが分かりにくくなり、手を付けにくくなることがあります。
判断基準
文書のメンテナンス性は、書き方しだいで大きく変わります。メンテナンス性を下げる要因と、上げるための工夫は次のとおりです。
| 下げる要因 | 上げる工夫 |
|---|---|
| 同じ情報を複数箇所に書いている | 1か所に書いて参照先を示す |
| 画面全体のスクリーンショットを多用 | 必要な部分だけを切り出す |
| ファイル形式が編集しにくい | ツール上で直接編集できる形にする |
実務での使われ方
文書を書き始める前に、どの情報をどこに置くかの決まりをチームで共有しておくと、作成後の修正や更新が楽になります。たとえば、同じ説明を複数の文書に書かず、1か所にまとめて他の文書からは参照先を示す、という方針を先に共有しておきます。
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