解説
Markdownは、#や-などの記号を使って、見出し、箇条書き、強調、リンクといった書式を示す文書の記法です。John Gruberが考案し、記号を付けたままのテキストでも読みやすいことを設計の目標にしています。FAQやヘルプ記事の執筆、社内のナレッジ共有ツール、生成AI向けの文書などで使われています。
仕組み
Markdownでは、行頭の#の数で見出しのレベルを、-や1.で箇条書きを、**で囲んだ文字で強調を表します。変換ツールは、記号の付いたテキストをHTMLなどに変換し、Webページとして表示します。
ただし、表の書き方などは変換ツールによって解釈が異なり、「方言」と呼ばれる違いがあります。そこで、記法の解釈をそろえるための仕様として、CommonMarkが公開されています。
実務での使われ方
Markdownで記事を書くと、見出しや箇条書きが記号で明示されるため、記事の構造を保ったまま別のツールに移しやすくなります。さらに、文字だけのファイルなので、変更点の比較やバージョン管理にも向いています。たとえば、生成AIに読ませる文書をまとめるllms.txtも、Markdownで書く決まりです。
注意点
Markdownの記号は、ツールが対応していなければ、そのまま文字として表示されます。そのため、記事を移すときは、移し先のツールが対応する記法の範囲を事前に確認します。また、Markdownに慣れていない書き手には、見た目どおりに編集できるWYSIWYGエディタのほうが使いやすい場合もあります。
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