解説
WYSIWYGエディタは、「What You See Is What You Get(見たままが得られる)」の考え方で作られた編集機能です。画面上の表示が公開後の見た目に近いため、書き手は記号やタグを覚えなくても、ボタン操作で見出し、太字、箇条書き、画像を入れられます。FAQやヘルプ記事の作成ツールでは、記事の編集画面として使われています。
仕組み
WYSIWYGエディタでは、書き手がボタンで装飾を選ぶと、エディタが内部でHTMLなどの形式に変換して保存します。たとえば、「見出し2」のボタンを押すと、選んだ行がh2の見出しタグとして記録されます。そのため、書き手はHTMLを直接書かずに、見出しの階層やリンクを含む記事を作れます。
実務での使われ方
WYSIWYGエディタは、専門知識のない担当者が記事を書く運用に向いています。たとえば、問い合わせ対応の担当者が、画面の見た目を確認しながら手順と画像を並べ、そのまま公開の申請まで進められます。一方で、記事の構造を厳密にそろえたい場合は、見出しや囲みの種類を記事テンプレートで決めておきます。
注意点
WYSIWYGエディタでは、見た目の調整のために見出しを使ったり、空行で間隔を空けたりする書き方が起きやすくなります。見出しタグを装飾の目的で使うと、読み上げソフトの目次や検索エンジンが読み取る構造が崩れます。したがって、見た目の大きさではなく、内容の階層に合わせて見出しを選びます。
また、オーサリングツールは、本用語集ではeラーニング教材を作るツールを指し、記事の編集画面であるWYSIWYGエディタとは対象が異なります。さらに、Markdownは記号で書式を示す記法で、見た目を確認しながら編集するWYSIWYGエディタとは書き方が異なります。
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