解説
オーサリングツールは、スライド、音声、動画、理解度テストなどを組み合わせ、受講者が順番に進めるeラーニング教材を作るためのツールです。HTMLなどの技術的な知識がなくても教材を作れるため、外注せずに現場で教材を用意できます。したがって、機能変更の多いSaaSや、取扱商品の入れ替わりが速い窓口では、活用の範囲が広がります。
仕組み
オーサリングツールで作った教材は、SCORMなどの規格に沿った形式で書き出し、LMS(学習管理システム)に登録します。教材を配信し、誰がどこまで受講したかを記録する役割はLMSが担います。規格には、SCORMのほか、LMS以外での学習も記録できるxAPIや、xAPIをもとにLMSとの連携方法を定めたcmi5があります。そのため、導入を検討する段階で、手元のLMSがどの規格に対応しているかを確認しておくと、作った教材を載せられない事態を避けられます。
また、最近は生成AIの機能を備えた製品もあります。たとえば、手持ちの資料や指示文からコースの下書きや理解度テスト、ナレーション音声を生成できます。
注意点
操作画面を撮影した教材は、UIが変わった時点で古くなります。手軽に作れる分だけ教材の本数が増え、更新が追いつかなくなる点が、内製の難しいところです。したがって、教材ごとに更新の担当者と点検の時期を決め、リリースのたびに影響を受ける教材を洗い出す運用にしてください。そうすれば、現場が古い手順を覚えてしまう事態を防げます。
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