解説
動画マニュアルは、業務内容や操作手順を、映像と音声で説明するマニュアルです。連続した操作や実機の扱いなど、文章と静止画では伝えにくい内容に向いています。画面収録に音声やテロップを添えて作ることがあります。
判断基準
動画マニュアルは学習時に向き、応対中の参照には文書が向きます。動画と文書の得意・不得意は、次のとおりです。
| 観点 | 動画 | 文書 |
|---|---|---|
| 連続した操作 | 得意 | 苦手 |
| 応対中の短時間参照 | 苦手 | 得意 |
| 検索性 | 低い | 高い |
| 修正の手軽さ | 低い | 高い |
したがって、学習時は動画、応対中は文書という併用が実務的です。
実務での使われ方
動画マニュアルは、1本を長くせず、操作の単位で区切って作ります。長い動画は、見たい場面を探すだけで時間を取られるためです。たとえば、解説動画の長さとして3分程度を勧める制作会社もあります。操作の単位ごとに短く区切り、目次やタイムスタンプを添えておけば、必要な箇所だけを見返せます。さらに、音声を出せない席で再生されることもあるため、字幕や画面上の注記も入れておいてください。
注意点
動画マニュアルは、画面が変わるたびに再撮影が必要になります。動画は一部分だけを修正するのが難しく、画面の仕様が変われば、該当箇所を含む1本をまるごと再撮影することになるためです。そのため、更新の多い機能を動画にすると、古い画面のまま放置されがちです。変わりにくい全体の流れは動画に、変わりやすい細部は文書にと分けておくと、維持の手間を抑えられます。
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