解説
フォーム離脱率は、問い合わせフォームや申込フォームに入力を始めたものの、送信を完了せずにページを離れた人の割合です。問い合わせフォームで離脱が多い場合、送信をあきらめた顧客が電話に回っている可能性があります。そのため、サポート部門では、ほかのチャネルの問い合わせ件数と併せて見ます。
算出方法
フォーム離脱率(%)=(フォーム開始数 − 送信完了数)÷ フォーム開始数 × 100
フォーム離脱率とフォーム完了率は、合計すると100%になる関係です。
フォーム離脱率(%)= 100 − フォーム完了率(%)
たとえばGoogleアナリティクス4(GA4)の拡張計測機能「フォームの操作」を有効にすると、入力項目が最初に操作された時点で form_start、送信が完了した時点で form_submit というイベントが記録されます。したがって、form_start の数をフォーム開始数、form_submit の数を送信完了数として算出できます。
実務での使われ方
全体の離脱率だけでは、改善の手が打てません。「どの項目で止まったか」を計測すると、原因が見えてきます。ただし、GA4の標準のイベントはフォーム単位の計測のため、項目ごとの離脱を見るにはEFO(入力フォーム最適化)ツールや個別の計測設定が必要です。
離脱が集中しやすい項目には、次のようなものがあります。
- 電話番号(なぜ必要か分からない)
- 住所(入力が面倒)
- パスワード(条件が厳しい)
- 自由記述(何を書けばよいか分からない)
注意点
フォーム開始数を「フォームのページを開いた数」とするか、「入力を始めた数」とするかで、離脱率の値は変わります。ページを開いただけで入力しなかった人を含めると、離脱率は高く出ます。そのため、社内で比較するときは起点をそろえ、どちらの定義で計測しているかを明記します。
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