解説
セキュリティパッチは、ソフトウェアで見つかった脆弱性(安全上の弱点)を修正するために、開発元が提供する更新プログラムです。OSや業務アプリケーションの開発元が定期的に、または緊急時に随時配布します。
実務での使われ方
セキュリティパッチの適用は、社内ヘルプデスクに問い合わせが集中しやすいイベントです。たとえば、適用の周知、適用後の不具合対応、適用できない端末の把握といった問い合わせが発生します。そのため、適用スケジュールを情報システム部門から事前に共有してもらえるかどうかが、ヘルプデスクの対応負荷を左右します。
注意点
セキュリティパッチの適用を先延ばしにするほど、すでに公表された脆弱性を突かれる余地が残ります。一方で、業務システムとの相性によって不具合が出ることもあるため、一部の端末で試してから全体へ広げる手順を決めておきます。
さらに、開発元のサポートが終了した製品には、原則としてセキュリティパッチが提供されなくなります。たとえば、Windows 10(Home・Pro)のサポートは2025年10月14日に終了しました。ただし、Windows 10では、拡張セキュリティ更新(ESU)プログラムに登録した端末に限り、サポート終了後も期限付きでセキュリティ更新プログラムが提供されます。開発元は、個人向けのESUの提供期限を2027年10月12日とし、法人向けのESUを有償でサポート終了から最長3年間提供するとしています。ESUにも期限があるため、サポートが終了した製品や終了が近い製品を使い続けている端末は、早めに洗い出しておく必要があります。
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