解説
カスタムフィールドは、ツールに最初から用意されている項目(件名、担当者、ステータスなど)に加えて、自社の業務に必要な項目を追加できる機能です。たとえば、契約プラン、対象の製品、問い合わせの種別、発生した環境などの項目を追加し、分析の切り口として使います。
また、顧客ごとに変わらない情報は顧客の側に、チケット1件ごとに変わる情報はチケットの側に項目を追加します。
種類
カスタムフィールドの主なタイプは次のとおりです(名称や選べるタイプは製品によって異なります)。
- ドロップダウンリスト:選択肢から1つを選ぶ
- マルチセレクト:選択肢から複数を選ぶ
- チェックボックス:該当するかどうかを選ぶ
- テキスト:自由に文字を入力する
- 正規表現:決められた形式(注文番号など)の文字だけを受け付ける
実務での使われ方
自由入力のテキスト項目は、件数の集計や条件での絞り込みに使いにくくなります。そのため、分析に使う予定の項目は、ドロップダウンリストなどの選択式にして、選択肢を限定するのが原則です。
さらに、選択肢の追加や廃止の運用ルールも、事前に決めておきます。選択肢を増やすときは、既存の選択肢と意味が重ならないかを確認してください。似た選択肢が並ぶと、担当者ごとに選ぶ選択肢が変わり、集計した数字の意味が薄れます。
また、製品によっては、カスタムフィールドの値をビューや自動化ルールの条件、レポートの集計軸に使えます。ただし、条件に使えないタイプもあるため、事前に仕様を確認してください。
注意点
必須の項目が多いほど、1件あたりの後処理の時間は長くなります。待ち呼を気にしている担当者は、先頭の選択肢や「その他」を選んで先へ進もうとします。その結果、項目は埋まっていても、実態と合わないデータが残ります。
したがって、項目を追加するときは、そのデータで何を判断するのかを先に決めてください。また、一定期間使われていない項目は、廃止を検討します。項目の定期的な点検を続けると、入力の負担と集計の精度の釣り合いを取れます。
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