解説
ヘッドセットは、ヘッドホン(受話部)とマイク(送話部)を一体化した通話用の機器です。受話器を手で持つ必要がなく、通話しながらキーボードやマウスを操作できるため、応対履歴の入力やFAQの検索を同時に行うコールセンター・ヘルプデスクでは標準装備になっています。
装着・マイク・接続・ノイズ対策を現場に合わせて選ぶ
装着方式
片耳タイプ(モノラル)は周囲の声や指示が聞き取りやすく、SVからのフォローを受けやすい点が特長です。両耳タイプ(ステレオ/バイノーラル)は周囲の雑音を遮りやすく、通話への集中度が高まります。センターの騒音レベルや運用スタイルに応じて選びます。
マイクの指向性
コールセンター向け製品の多くは、口元の音だけを拾う単一指向性マイクを採用しています。隣席の声や空調音が相手に届きにくく、聞き取りやすい音声で応対できます。
接続方式
電話機に接続するQD(クイックディスコネクト)コネクタ方式、PCのソフトフォンで使うUSB方式、離席時も通話できるワイヤレス(DECT・Bluetooth)方式があります。CTIやソフトフォンとの相性も確認が必要です。
ノイズキャンセリング
マイク側のノイズキャンセリングは相手に届く雑音を減らし、受話側のアクティブノイズキャンセリング(ANC)はオペレーターが聞く周囲音を減らします。同じ「ノイズキャンセリング」でも効く方向が異なるため、製品仕様で確認します。
在宅勤務では機器の選定が音声品質を左右する
在宅勤務(在宅コールセンター)では、周囲の音や部屋の反響を会社側で押さえられません。そのぶん、マイクの性能と装着方式が相手に届く声の質を左右します。貸与する機種をあらかじめ決めておくと、「声が聞き取りにくい」という申告が出たときに、機器と回線のどちらが原因かを切り分けやすくなります。
座席を共用するなら消耗品の交換を決めておく
イヤーパッドやマイクスポンジは、衛生面から個人ごとに用意するのが一般的です。座席を共用する運用では、交換の間隔と予備の置き場所を決めておきます。
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