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単一指向性マイク

英語表記
Unidirectional Microphone
読み
たんいつしこうせいまいく

正面方向の音を中心に拾い、横や後ろからの音を拾いにくいマイクで、コールセンター用ヘッドセットに広く使われる。

解説

単一指向性マイクは、マイクの正面から入る音を中心に拾い、横方向や背面からの音を拾いにくい特性を持つマイクです。単一指向性のうち最も一般的な特性はカーディオイド(拾う範囲を図にすると心臓の形になる)と呼ばれ、さらに範囲を絞った特性にはスーパーカーディオイドやハイパーカーディオイドがあります。

仕組み

単一指向性マイクでは、振動板の後ろ側に音の通り道となる穴や溝が設けられています。後ろから来た音と前から来た音に時間差が生じる構造によって、前方の音を選んで捉えます。

実務での使われ方

センターのフロアでは、隣席の応対の声、キーボードの打鍵音、空調の音などが常に鳴っています。周囲の音を均等に拾う無指向性マイクでは、周囲の音が顧客に伝わってしまいます。一方で、単一指向性マイクを口元に近づけて使えば、オペレーターの声を中心に明瞭に伝えられます。

その結果、顧客の聞き返しが減り、AHTの短縮につながることがあります。

注意点

マイクの指向性が効くのは、顧客に伝わる音の側だけです。したがって、オペレーター自身が聞く周囲の音を減らすには、受話側のノイズキャンセリングが別途必要になります。

また、指向性の効果は、マイクの向きと位置に左右されます。一般的には、マイクを口角から2cm程度の位置に置き、集音口を口元に向けて、最も声を拾いやすい位置を探します。正しい位置を新人研修で伝えておくと、音声品質のばらつきを抑えられます。