解説
インタラクティブデモは、製品画面の見た目と操作を複製した環境を用意し、閲覧者が自分でクリックしながら進められるデモです。動画のように一方向に視聴するのではなく、閲覧者が実際に画面を操作して進みます。そのため、閲覧者は、アカウント登録や商談の日程調整を経ずに製品を確かめられます。
仕組み
インタラクティブデモの実装方式はツールによって異なり、画面を画像として取得して遷移をつなぐ方式や、HTMLを取り込んで擬似的に動作させる方式などがあります。画像を取得する方式とHTMLを取り込む方式のいずれでも、デモは本番環境から切り離されています。したがって、閲覧者にデータを壊す心配なく操作してもらえます。
実務での使われ方
インタラクティブデモは、FAQ記事に埋め込み、顧客に手順を実際になぞってもらう用途でも使えます。営業・マーケティングの文脈で語られることが多い仕組みですが、サポートでは次のような使い方があります。
- FAQ記事の中に埋め込み、文章では伝わりにくい手順を実際になぞってもらう
- 導入時の初期設定手順を、本番環境を触る前に練習してもらう
- 新機能の説明を、文章と画像ではなく操作体験として提供する
さらに、動画と違い、閲覧者がどこで離脱したかをステップ単位で把握できます。そのため、説明のどこが分かりにくいのかを特定しやすい点も利点です。主なツールは海外発のSaaSで、Storylane、Navattic、Reprise、Demostack、Supademo などがあります。ただし、各ツールの機能や料金は変わるため、導入を検討する際は各社の公式サイトで確認してください。
注意点
インタラクティブデモは本番の画面を複製したものなので、本番のUIを変更すると、デモと実物の画面がずれます。そのため、いつ誰がデモを更新するのかを決めないまま作ると、古い画面を見せ続けることになります。また、取得元の画面に実データが残ったまま公開してしまう事故を防ぐため、個人情報などを隠すマスキングの確認工程を、公開手順に組み込んでおきます。
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