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フリートライアル

英語表記
Free Trial
読み
ふりーとらいある
別名
無料トライアル

一定期間、製品を無料で使えるようにして、契約前に自社に合うかを確かめてもらう仕組み。

解説

フリートライアルは、有料の製品やサービスを、期間を区切って無料で利用できるようにする提供方法です。資料や説明だけでは判断しきれない部分を、利用者自身のデータや運用に当てはめて確かめてもらうことを目的とします。

一方で、機能や容量を限って期限なしで無料利用を認める方式は、フリーミアムと呼ばれます。両者は混同されやすいため、自社の提供形態を告知で明確にしておく必要があります。

実務での使われ方

サポート部門は、トライアル中の問い合わせにどこまで対応するかをあらかじめ決め、利用者がつまずく箇所を先回りして案内します。トライアル中の利用者は製品に慣れていないため、問い合わせの発生率が高くなります。一方で、この段階の対応品質は契約の可否に直結します。

  • トライアル中の問い合わせをどこまで対応するかを事前に決めておく
  • つまずきやすい箇所を把握し、先回りで案内する
  • 期間終了時のデータの扱い(保持期間、引き継ぎ可否)を明示する

さらに、トライアル中の問い合わせ内容は、新規利用者がどこでつまずくかを直接示すデータです。そのため、FAQやオンボーディング導線の改善材料として活用できます。

注意点

消費者向けの通信販売で、無料のお試し期間が終わると自動で有料の定期契約へ移行する場合は、特定商取引法の規制を受けます。2022年6月1日に施行された改正特定商取引法により、申込みの最終確認画面で、分量、代金、支払時期、解約に関する事項などを明確に表示することが義務付けられました。さらに、「お試し」の名目で有料契約への移行を分かりにくくするなど、消費者を誤認させる表示で申込みを受けた場合は、消費者が申込みを取り消せる場合があります。なお、特定商取引法による通信販売の規制は、事業者間の取引には適用されません。

さらに、消費者庁の「デジタル取引・特定商取引法等検討会」は、2026年9月に中間取りまとめを公表しました。中間取りまとめは、最終確認画面での支払総額の表示の義務付けや、合理的な理由なく過度に複雑な解約手続を課す行為の規制などを提言しています。