解説
ネガティブチャーンは、一定期間における既存顧客からの売上が、解約があったにもかかわらず増えている状態を指します。NRR(売上継続率)が100%を超えている状況を、解約の側から表現した言い方です。
名称に「ネガティブ」とありますが、事業にとっては望ましい状態です。解約や契約縮小による目減りが、アップセル・クロスセル・利用量の増加や、解約した顧客の再契約によって相殺され、さらに上回っていることを意味します。
判断基準
一定期間の既存顧客について、次の関係が成り立っていればネガティブチャーンです。
拡大による増加分 + 再契約による増加分 > 解約による減少分 + 縮小による減少分
新規顧客による増加分は含めません。
実務での使われ方
ネガティブチャーンを実現するには、次の条件がそろっている必要があります。
- 利用人数やデータ量に応じて課金額が増える料金体系になっている
- 上位プランや追加オプションに、顧客が求める価値がある
- 解約率そのものが一定水準に抑えられている
料金が完全な定額で追加購入の余地がない料金体系では、構造上ネガティブチャーンは起こりません。
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