解説
ラベリングは、カテゴリ名や項目名など、情報のまとまりの中身を短い言葉で表す作業です。情報アーキテクチャ(IA)の分野では、ラベリングは、組織化(分類)、ナビゲーション、検索と並ぶ構成要素の1つとされています。具体的には、情報をグループに分けたうえで、各グループを利用者にとって意味のある言葉で表します。FAQサイトのカテゴリ、問い合わせフォームの選択肢、チケットのタグなどでは、顧客も担当者も最初にラベルを目にします。したがって、分類そのものが妥当でも、名前が中身とずれていれば、ラベルは選ばれにくくなります。
実務での使われ方
ラベルは、読み手の言葉で中身が想像できる名前にします。具体的には、次の条件を満たすようにします。
- 読み手が普段使う言葉である
- 他のラベルと意味が重ならない
- 中に何があるかが開く前に想像できる
社内の部署名や機能名をそのまま使うと、顧客には伝わりにくくなります。たとえば、「課金管理」より「お支払い・請求」のほうが、探している人の頭にある言葉に近い場合があります。
注意点
意味が重なるラベルは、付け方のばらつきを生みます。たとえば、「不具合」と「エラー」のように境目のはっきりしないラベルが並ぶと、顧客は選ぶのに迷い、担当者ごとにも付け方が分かれます。ばらついた状態で件数を集計しても、何が起きているかは読み取りにくくなります。そのため、ラベルごとに「ここに入るもの、入らないもの」を1行書き添えておくと、判断のぶれが小さくなります。また、ほとんど使われないラベルが出てきたら、ラベルを追加する前に統合を検討してください。
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