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判読性

英語表記
Legibility
読み
はんどくせい
別名
見分けやすさ

似た文字同士を見分けられるかどうかの度合い。

解説

判読性は、形の似た文字を見違えずに区別できるかどうかの度合いです。たとえば、「リ」と「り」、「0」と「O」、「1」と「l」のように、形の近い文字を正しく読み分けられるかを指します。判読性は、フォントの選択や文字の大きさ、文字間隔によって変わります。英語ではlegibilityと呼ばれ、文章全体の読みやすさを指す可読性(readability)とは区別されます。

実務での使われ方

エラーコード、シリアル番号、初期パスワードを顧客に伝える場面では、判読性の低い表記が問い合わせの原因になります。たとえば、「ログインできない」という連絡の中には、文字の読み違いが原因のものが含まれます。そのため、紛らわしい文字を発行時に使わない、4桁ずつ区切って表示するといった対策を、伝える側で決めておきます。

さらに、電話で英数字を伝える場面では、表記の工夫だけでは読み違いを防げません。そこで、「BはボストンのB」のように語を添えて確認する読み替えの規則(フォネティックコード)を決め、応対のスクリプトに載せておくと、聞き違いによる再入電を減らせます。

注意点

可読性と判読性は、指している対象が異なります。可読性は文章のまとまりとしての読みやすさを指し、判読性は1文字ずつの見分けやすさを指します。たとえば、行間や文字サイズを調整して長文を読みやすくしても、英数字が混ざった識別子を読み取れなければ、顧客は手続きを先に進められません。したがって、どちらの問題なのかを区別すると、改善すべき対象がはっきりします。