解説
可読性は、文章の内容や情報の並べ方によって決まる、文章の読み進めやすさです。具体的には、長い文章でも疲れにくいか、内容を素早く正確に読み取れるかという観点で評価されます。可読性には、一文の長さ、一段落の量、接続詞の使い方、専門用語の量が影響します。FAQやマニュアルでは、書き手が正確さを優先するほど、条件や例外が一文に詰め込まれ、可読性が下がっていきます。
判断基準
可読性・視認性・判読性は、異なるものを指します。
| 用語 | 指すもの |
|---|---|
| 可読性 | 文章として読み進めやすいか |
| 視認性 | 見てすぐに目に入るか |
| 判読性 | 1文字ずつ見分けやすいか |
同じ「読みにくい」という感想でも、原因は可読性・視認性・判読性の3つに分かれます。たとえば、文字が小さくて気づかれないのは視認性、似た文字を取り違えるのは判読性、意味を追えないのは可読性の問題です。原因を取り違えると、文字サイズを変えるだけで対策が終わり、読みにくさは残ります。
実務での使われ方
手順書などのサポート文書では、情報の並び順が読みやすさを左右します。サポート文書の可読性を高めるうえで効果が大きいのは、言い回しの工夫よりも情報の並べ方です。前提条件、操作手順、注意点が混ざっていると、読み手は画面と文書の間を何度も行き来することになります。そのため、手順は実行する順に並べ、条件による分かれ道は手順に入る前に示します。さらに、1つの手順に1つの操作だけを書くと、読み手はどこまで進んだかを見失いにくくなります。
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