解説
オンプレミスは、情報システムの機器を自社で保有し、自社が管理する建物やデータセンターの中で運用する形態です。提供元のクラウド上にあるサービスを利用するSaaSと対比して使われます。コンタクトセンターでは、電話交換機や録音装置を自社設置のまま残し、顧客管理にはSaaSを使う、といった混在の形もあります。
オンプレミスとSaaSとでは、費用や運用の負担のかかり方が次のように異なります。
| 項目 | オンプレミス | SaaS |
|---|---|---|
| 初期費用 | 機器購入のため高くなりやすい | 低く抑えやすい |
| 更新作業 | 自社で計画して実施する | 提供元が実施する |
| カスタマイズ | 自由度が高い | 提供機能の範囲にとどまる |
| 障害時の対応 | 自社で原因を切り分ける | 提供元の復旧を待つ |
| 拠点の追加 | 機器の増設が必要になる | アカウント追加で対応できる |
実務での使われ方
電話設備では、現在もオンプレミスが選ばれることがあります。たとえば、回線の品質を自社で管理したい、既存の業務システムと密に連携させたい、外部にデータを置けない制約がある、といった事情がある場合です。そうした場合、電話まわりの設備は自社設置のまま残す判断が取られます。
注意点
オンプレミスの機器には、メーカーによる保守の期限(EOL)があります。そのため、導入の時点で、EOLの時期と後継の環境への移行の計画を見込んでおく必要があります。
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