解説
字幕(キャプション)は、動画に含まれる音声情報を文字にして、映像に合わせて表示するものです。英語圏では、発話に加えて効果音や音楽、話者の識別なども文字で示すものをキャプション、発話の文字起こしや翻訳を示すものをサブタイトルと呼び分けることがあります。キャプションは、音声を聞き取れない利用者が内容を理解するための手段です。さらに、操作説明の動画では、音を出せない場所でも視聴者が内容を追えるようにする役割もあります。
種類
字幕の表示方式には、オープンキャプションとクローズドキャプションの2種類があります。
- オープンキャプション:映像に文字を直接焼き込む方式です。見た目を固定できる一方で、誤りが見つかったときは動画をもう一度作成する必要があります。
- クローズドキャプション:字幕を映像とは別のデータとして持ち、視聴者が表示と非表示を切り替えられる方式です。字幕ファイルの差し替えだけで修正でき、他言語への展開も進めやすくなります。
画面や仕様がよく変わる製品では、クローズドキャプションを選んでおくほうが運用の負担は軽くなります。
実務での使われ方
字幕を付けると、次のような場面で動画の内容が伝わりやすくなります。
- オフィスや電車内など、音を出せない状況でも内容を追える
- 専門用語や型番の聞き間違いを防げる
- 字幕のテキストが検索対象になるツールもある
マニュアル動画は、業務の合間や移動中に開かれることが多く、視聴者が音を出せる環境にいるとは限りません。字幕があれば、音を出せない場面でも動画を最後まで見てもらえます。
注意点
自動生成した字幕は、製品名や専門用語、型番を誤って変換することがあります。そのため、公開前の目視確認は欠かせません。たとえば、手順の中で読み上げる数字や記号が誤ったまま残ると、視聴者は字幕のとおりに操作して失敗します。なお、よく使う語を辞書に登録できるツールであれば、確認の手間を減らせます。
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