解説
尺は、動画制作の現場で、動画1本の長さを指して使われる用語です。マニュアル動画では、尺が伸びるほど最後まで見られにくくなります。たとえば、動画配信サービスのWistia社は、短い動画ほど最後まで視聴されやすいという分析結果を公開しています。視聴する側は目の前の操作を片づけたいだけで、作品として鑑賞しているわけではありません。
実務での使われ方
マニュアル動画の尺は、目的を1つに絞ることで短くします。「この動画を見終わったときに何ができるようになるのか」を1つに絞ると、動画は自然と短くなります。たとえば、解説動画の長さを3分程度にするよう勧める制作会社もあります。
さらに、短く分けておくと、差し替えの手間も小さくなります。1本に複数の手順を詰め込むと、そのうち1つの画面が変わっただけで全体を再撮影することになります。一方で、手順ごとに分けてあれば、再撮影するのは該当する1本だけです。FAQ記事から目的の手順へ直接リンクできる点も、分けておく利点にあたります。
注意点
長くならざるを得ない動画には、チャプターと頭出しの案内を付けます。研修用の教材など、どうしても長くなる動画もあるためです。その場合は章ごとに区切りを入れ、記事側にも「何分何秒から」の案内を置いてください。見たい場所へ移動できるかどうかで、同じ尺でも使われ方は変わります。さらに、再生位置ごとの離脱を確認できるツールなら、視聴をやめられている箇所から、分割の切れ目も判断できます。
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