解説
モバイルラーニングは、スマートフォンやタブレットなど持ち運べる端末で受講できるようにした学習形態です。受講者は研修室やPCの前に集まる必要がなく、始業前の数分や対応の合間といった細切れの時間を学習に使えます。そのため、在宅勤務やシフト勤務のメンバーが多いコンタクトセンターでは、受講の機会を増やす手段になります。
実務での使われ方
モバイルラーニングでは、小さな画面で読み切れる分量に教材を作ります。PC向けの研修資料をそのまま載せても、縦長の画面では最後まで読まれにくいためです。たとえば、1本を5分前後に区切り、横スクロールなしで読める文字量に収めます。また、動画には字幕を付け、音を出せない場所でも内容が分かるようにします。
注意点
個人の端末を使う場合(BYOD)は、教材に含まれる情報の扱いと、受講時間の労務上の扱いを事前に決めておきます。たとえば、未公開の価格表や障害情報を含む教材を私物の端末で閲覧させるなら、画面キャプチャの可否や退職時のアカウント停止まで取り決める必要があります。
さらに、厚生労働省のガイドラインでは、業務上義務づけられた研修の受講や、使用者の指示による学習の時間は労働時間に該当するとされています。したがって、通勤中や勤務時間外の受講を求めるかどうかは、賃金の扱いに関わります。曖昧なまま運用しないでください。
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