解説
ISO 10002は、組織が苦情をどう受け付け、処理し、改善につなげるかについての指針を示した国際規格です。品質マネジメントの一連の規格の一つに位置づけられています。
第三者認証ではなく自己適合宣言で示す
ISMSやプライバシーマークと違い、ISO 10002は第三者機関による認証を前提とした規格ではありません。組織が規格に沿った体制を構築し、そのことを自ら宣言する「自己適合宣言」という形を取る企業が多く見られます。
可視性や迅速さなど守るべき原則を挙げる
- 可視性:苦情をどこへどう伝えればよいかを、顧客が分かる状態にする
- アクセスの容易さ:申し出の方法を分かりやすくする
- 対応の迅速さ:受付を知らせ、進捗を伝える
- 客観性:公平に扱う
- 費用:申し出に費用を課さない
- 継続的改善:集めた苦情を分析し、再発を減らす
社内ルールのひな形として使う
苦情対応のルールを社内で作るときのひな形として使えます。とくに、苦情を「処理するもの」ではなく「改善の情報源」と位置づける考え方は、VOC活用の設計にそのままつながります。
出典
- ISO 10002:2018 苦情対応マネジメントの指針(ISO(国際標準化機構))
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