解説
コンプライアンスは、法律を守ることだけを指す言葉として使われることが多いものの、実務では社内規程、業界の自主規制、顧客との契約、社会一般から期待される行動規範までを含めて用いられます。
実務での使われ方
コンタクトセンターの応対では、次のような領域でコンプライアンスが問われます。
- 個人情報の取扱い:取得、利用目的、第三者提供、安全管理
- 表示と説明:景品表示法や特定商取引法に基づく表示と説明
- 勧誘ルール:特定商取引法による、電話勧誘販売での事業者の氏名などの明示や、契約を断った人への再勧誘の禁止
- 記録の管理:通話録音や応対履歴の保存期間とアクセス権限
- 従業員の保護:カスタマーハラスメントへの対応方針
なお、改正労働施策総合推進法のカスタマーハラスメント対策の規定(2026年10月1日施行)は、事業主にカスタマーハラスメント対策の措置を講じる義務を課しています。
注意点
現場で守れる形にするには、抽象的な行動規範を掲げるだけでは不十分です。コンプライアンスは、応対スクリプト、トークスクリプトの禁句、エスカレーションの基準といった日々の手順に落とし込むことで機能します。
該当する用語がありません