解説
コアメンバーは、ユーザーコミュニティの中で質問に答えたり情報を共有したりして、場の雰囲気をつくっている中心的な参加者を指します。多くの場合、運営側が任命する役職ではなく、参加者自身が継続して活動した結果として、周囲からコアメンバーと見なされるようになります。
実務での使われ方
Nielsen Norman Groupのヤコブ・ニールセンは、2006年に「90-9-1の法則」を紹介しました。この法則によれば、多くのオンラインコミュニティでは、利用者の90%は閲覧するだけで投稿せず、9%はときどき投稿し、残る1%が投稿の大半を生み出します。したがって、コアメンバーが抜けるとコミュニティの投稿は急に減ります。そのため、運営側にとってコアメンバーの動向は、登録者数よりも重要な関心事です。
運営側は、たとえば次のような形でコアメンバーを支援します。
- 活動を目立たせる(イベントへの登壇、記事での紹介、称号の付与)
- 先に情報を渡す(新機能の先行共有、ロードマップへの意見収集)
- 新しい参加者と引き合わせる
注意点
回答役を期待される状態が続くと、コアメンバーは疲弊します。運営側は、質問への回答をコアメンバーに頼りきりにせず、負担が一部の人に集中していないかを定期的に確認します。
さらに、コアメンバー同士の関係が濃くなりすぎると、新規参加者が入りにくい場になります。見落とされがちな点のため、新しい参加者をコアメンバーに紹介する機会を運営側から意図的につくり、顔ぶれの固定化を防ぎます。
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