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QoS

英語表記
Quality of Service
読み
きゅーおーえす

ネットワークで音声などの重要な通信を優先して扱い、品質を保つ仕組み。

解説

QoS(Quality of Service)は、ネットワーク上を流れるデータの順番や量を調整して、サービスの品質を確保する仕組みです。音声は、遅延や欠落がそのまま聞こえ方に現れます。そのため、IP電話を使うコンタクトセンターでは、音声の通信をファイル転送やWeb閲覧より優先させる設定が行われます。

仕組み

QoSでは、まず通信を種類ごとに分類し、優先度を示す印を付けます(マーキング)。そのうえで、ネットワーク機器が印に従って、次の2つの制御を行います。

  • 優先制御:優先度の高い通信を先に処理する。代表的な技術にDSCPがあり、たとえばVoIPの音声にはEF(46)という値を割り当てる
  • 帯域制御:特定の通信のために、使える帯域を確保したり制限したりする。超過したデータを一時的にためて後から送るシェーピングと、超過したデータを破棄したり優先度を下げたりするポリシングがある

実務での使われ方

QoSを設定しておくと、回線が混雑しても音声を優先して流せます。たとえば、音声とデータが同じ回線を共有している環境では、大きなファイルの送受信やシステムの更新が重なったときに通話品質が落ちます。QoSを設定しておけば、混雑時でも音声が優先的に処理されます。

注意点

QoSは、自社が管理できる範囲のネットワークにしか効きません。インターネットを経由した先の区間は制御できないため、在宅勤務では通話品質が各自の回線状況に左右されます。そのため、在宅勤務では、推奨する回線の条件を示し、音切れが起きたときの対処手順を決めておきます。また、回線そのものの帯域が不足している場合、QoSを設定しても使える通信容量は増えません。