解説
ランブックは、障害対応や定例の運用作業について、誰が何をどの順で行うかを書いた手順書です。読みながらそのとおりに動けば作業が終わる粒度まで落とすのが前提で、判断の余地を残しすぎると手順書として働きません。深夜に呼び出された当番が、慣れない作業を迷わず進められるかどうかが、書き方の基準になります。
SOPが業務全般を覆うのに対しランブックは運用に寄る
SOP(標準作業手順)が受付や事務処理を含む業務全般の標準を示すのに対して、ランブックは運用と障害対応に範囲を絞ります。サーバーの再起動、系統の切り替え、ログの取得といった作業ごとに一本ずつ用意し、インシデント管理の途中で必要なものを呼び出して使う形が一般的です。
更新が止まった手順書は現場で使われなくなる
実際に使われるかどうかは、中身が最新かどうかで決まります。構成を変えたのに手順が古いままだと、「書いてあるとおりにやったら動かなかった」という経験が一度生まれ、その先は誰も開きません。変更を入れた人が手順も直す運用に落とし込み、ポストモーテムで見つかった抜けもここへ反映します。
窓口向けの手順も同じ考え方で書ける
障害時に何を確認し、どの文面で案内し、どこへ引き継ぐのかを窓口側でも同じ形にまとめておくと役に立ちます。顧客への一次回答の型と、社内へ渡すときに必要な情報の項目を並べておけば、受け手によって聞き取る内容が変わる事態を防げます。
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