解説
自己解決率は、お客様が問い合わせをせずに、FAQやヘルプサイト、チャットボットなどを使って自分で答えにたどり着けた割合です。有人対応を介さない案内の仕組みが、どれだけ機能しているかを示します。
算出方法
自己解決率を完全に正確に測定することは難しいため、次のような近似の方法が使われます。
- FAQページの閲覧数と、問い合わせの発生件数の比率を見る方法
- 記事の末尾に設けた「この記事で解決しましたか」への回答を集計する方法
- チャットボットで完結し、有人対応へ引き継がなかった会話の割合を見る方法
たとえば、Zendesk はヘルプセンターの利用状況を示す指標として、次の「セルフサービススコア」を紹介しています。
セルフサービススコア = ヘルプセンターの利用セッション数 ÷ チケットに含まれるユーザー数
近年は、生成AIを使ったチャットボットやAIエージェントが自動で回答を作成し、そのまま解決に至った割合を含めて集計する運用もあります。いずれの方法を使うかによって数値の水準が変わるため、定義を固定したうえで推移を追う使い方が実務的です。
注意点
記事の本数を増やしても、自己解決率が上がるとは限りません。顧客が実際に使う言葉で検索して記事にたどり着けるか、読んで判断できる粒度で書かれているかが結果を左右します。
そのため、問い合わせの多い順に記事を点検し、該当する内容をFAQで解決できる状態になっているかを確認する進め方が確実です。
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