解説
ビジュアルIVRは、IVR(音声自動応答)の音声メニューを、スマートフォンの画面上のメニューに置き換える仕組みです。顧客は音声の案内を最後まで聞かなくても、画面に並んだ選択肢を見て、タップで用件を選べます。さらに、選んだ用件に応じて、FAQ、手続きのフォーム、チャット、担当者への電話などへ案内できます。
仕組み
ビジュアルIVRは、たとえば次の流れで動きます。
- 顧客がコンタクトセンターに電話をかけます。
- IVRの案内の途中で、顧客のスマートフォンにSMSやプッシュ通知でリンクを送ります。
- 顧客がリンクを開くと、Webページに用件の選択肢が表示されます。アプリをダウンロードする必要はありません。
- 顧客が選んだ用件に応じて、FAQや手続きの画面を表示するか、チャットや担当者への電話につなぎます。
電話を経由せずに、Webサイトやアプリから直接ビジュアルIVRの画面を開ける形もあります。
実務での使われ方
ビジュアルIVRは、電話の混雑を緩和し、顧客が自分で解決できる用件をセルフサービスへ移す目的で使われます。たとえば、住所変更や配送状況の確認は、画面上のフォームで完結させます。また、クレジットカード番号などを担当者に口頭で伝えずに、画面上のフォームに入力してもらう使い方もあります。
注意点
従来のIVRは、音声の案内とプッシュ操作や発話で用件を振り分けます。一方で、ビジュアルIVRは選択肢を画面に表示するため、選択肢の数が多くても一覧で比べられます。ただし、スマートフォンを持たない顧客や、画面の操作が難しい顧客もいます。そのため、ビジュアルIVRを使わずに音声のメニューや担当者へ進める道も残しておきます。
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