解説
ローカライゼーションは、製品やヘルプ記事を、対象とする国や地域の利用者が自然に使える形に合わせる作業です。W3Cは、ローカライゼーションを、対象市場の言語や文化などの要件に合わせて内容を適応させることと説明しています。一方で、国際化(i18n)は、あとからローカライズしやすいように製品や文書を設計しておくことを指します。
種類
W3Cは、ローカライゼーションで調整する対象として多くの項目を挙げています。ヘルプ記事では、主に次の項目が関係します。
- 日付、時刻、数値の書式(年月日の順、小数点の記号など)
- 通貨の表記
- 住所、電話番号、氏名の順などの書式
- 記号、アイコン、色の意味
- 文化的な意味を持つ文章や画像
- 国や地域ごとの法的な要件
実務での使われ方
ヘルプ記事をローカライズするときは、訳すだけでなく、記事の中身が対象の地域で正しいかを確かめます。たとえば、利用できる支払い方法、問い合わせ窓口の受付時間、スクリーンショットの画面の言語は、地域ごとに異なります。
さらに、原文の段階で、日付や金額をテキストに直接書き込まず、書式を変えやすい形で管理しておくと、言語を増やすときの作業が減ります。
注意点
既存の用語「多言語FAQ」は、同じFAQを複数の言語で提供する形態を指します。ローカライゼーションは、言語に加えて、書式や文化、制度の違いまで合わせる作業です。したがって、訳文が正確でも、例に出す商習慣や休日が現地に合っていなければ、ローカライゼーションとしては不十分です。
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